トマス アクィナス。 トマス主義

スコラ哲学の大成者トマス・アクィナス(1225頃

アリストテレスによれば、存在者には「質料因」と「形相因」があるが、存在者が何でできているかが「質料因」、その実体・本質が「形相因」である。 の『出エジプト記』第3章第14節で、神は「私は在りて在るものである」との啓示をモーセに与えているからである。

3
人間は善に向かうべき道のりにおいて悪(=善の欠如)をなします。 「 暴力自身は言葉を発する能力を持たないということであって、ただたんに、暴力に立ち向かう言葉は無力であるということだけではない。

トマス=アクィナス

ただ、「全ての存在には原因が必要だ」とは言っても、 具体的にどんな場面における根本的な原因として神が働いているのかという疑問は残るでしょう。 問175 :• それを防ぐための方策として、僭主になることなど考えられない様な人物の人民による選出、即位した君主が僭主に変る機会のないような手だての構築、王の権力も容易に僭主制に転化しないように宥和されるべきことを挙げている。

18
しかし、トマス自身は神学という言葉は使わず『聖なる教え sacra doctina』というタイトルをつけている。 第二のカテゴリーには、様々な題のついた「定期討論集」(正規の授業で行なわれた討論を集めたもの)と「任意討論集」(復活祭と誕生祭の前の週に行なわれた討論を集めたもの)がある。

トマス=アクィナス

しかし、この説は、今日の中世立憲思想研究では修正を余儀なくされていると著者は言う。 トマス・アクィナス以降の哲学では、近代的な啓蒙主義を頂点として、自分の人生の価値規範を自分の自由意志によって選択できる、場合によってはイデア的な善悪観から逸脱することができるという 『主意主義』の世界観が優勢になっていきます。 この種の低いランクの名誉で人々が甘んじるときに、より高いランクの徳を追及しようという動機もまた廃れる。

6
トマスの死後、彼に異端容疑が、かけられた時にはケルンからパリまで出向いて弟子を擁護したという人だった。 つまり、アリストテレスの、生成消滅する世界の全体は永遠に存在するとする自然学の説に対して、キリスト教は世界には創造の時の始めがあるとして矛盾が生じていたのですが、トマスは、神が世界を永遠から創造したのか、あるいは時の始めを持つ形で創造したのかは神の意思であり、人間の理性では断定も証明もできないとして、世界に始めが在るということは理性を超える信仰の領域であるとしたのです。

トマス・アクィナス

その通りです。 各部は複数の項から構成されており、各項のうちには著者の立場、それに対する異論、この対立を統合する解答、異論に対する応答がそれぞれ含まれている。

8
「以上述べたものが融合した国制なるものがある、これが最善である 『神学大全』第二の一部 第 95 問題 四項。 そして、「神が存在するということの認識は本性的に我々に植えつけられている」とトマスが言う時、ハイデッガーの言う「 存在者において間断なく存在が輝き出ている」という言葉をパラレルに思い出させるのである。

【図解】トマス・アクィナスの思想&名言 ─ わかりやすく説明

社会的・政治的動物である 人間 人間は本性的に社会的動物なのであり、だから無垢の状態における人々もまた社会的な仕方で生きたであろう(『神学大全』第一部 第 96問題 4項)とトマス・アクィナスは述べた。

7
アリストテレス哲学とアウグスティヌス神学を統一した トマスはアウグスティヌスの思想を土台としたキリスト教思想と、アリストテレスの哲学を統合して統一的な体系を打ち立てました。 アクィナスは、中世における スコラ学の集大成として位置付けられています。

トマス・アクィナスとスコラ哲学

この『中世の春』は の所で少しご紹介しておいた。

5
ですので、上記の記述では不足している部分のトマスの主張について、簡単にまとめさせていただくと、以下のように言えるでしょう。

トマス・アクィナスとは

哲学・思弁的神学の建設に一種のキリスト教的アリストテレス主義を創造したという。 問176-178 :• 『神学大全 第二の二部 第 40 問題 』は「戦争について」述べられている。

神学大全/聖なる教え トマスが『神学大全』に着手するのは、一回目のパリ大学神学部における教授活動を終え、イタリア各地で教えていた時期にあたる。

トマス・アクィナスとは

『自然学注解』• ここでも、アリストテレスの影響が見られることを柴田さんは指摘している。

3
神によって存在するものは、それが存在するものであるかぎりにおいて、このような仕方で、全存在の第一の普遍的根原たる神に似るのである。 イギリスの作家であるギルバート・キース・チェスタトン 1874-1936 のトマス伝は、なかでもエピソードに溢れているものらしいけれど、トマスは「歩く酒樽」であって、その食卓は彼が坐れるように半月形に切り抜かれていたという。